当団体の講座の様子がDFS新聞に掲載されました
2021年4月 新聞記事要約です。
保育現場におけるサステナビリティの可能性
アイスランドのÖlfusにある環境教育センター「Alviðra(アルヴィズラ)」にて、「保育現場における持続可能性」というテーマの研修会が開催されました。
幼児教育におけるサステナビリティ導入を支援
この研修の目的は、教育現場、特に幼児教育の段階で「持続可能な社会」への理解と実践を深めるために、教職員がその理念をどのように取り入れることができるかを学ぶことにありました。
講師を務めたのは、教育学の専門家でもある マルガリタ・ハマツ 氏、そして、イサフィヨルズルにあるコミュニティ農園Gróandiの管理者であり、パーマカルチャー講師である ヒルディ・ダグビョルグ・アルナルドッティル 氏です。
参加者は、レイキャビク首都圏にある複数の保育園から集まった教職員で、「Seltjarnarnes保育園」や「Urðahólar保育園」など、いずれもグリーンフラッグ認定を受けている園や、「Hjallastefnan」系列の園も含まれていました。
実践を交えた内容と深い対話
研修ではまず、「サステナブルな保育園」とは何か、またパーマカルチャーや持続可能性が本質的にどういう意味を持つのかについて深く議論が交わされました。さらに、それを日常生活や教室でどのように実践していくかについて、明確な定義と具体的な方法が紹介されました。
内容には、再利用可能な資材を活用した活動や、教室での野菜・植物の栽培、自然とのつながりを深めるための教育などが含まれていました。
マルガリタ氏とヒルディ氏は、持続可能なライフスタイルに関する深い議論をリードし、教室内での実践例、コンポストづくり、野菜栽培の手法などについても講義を行いました。また、参加者は自分たちの「栽培ボックス」を製作し、実際に使用するワークショップも実施。マルガリタ氏は、彼女が担当する保育園での実践例も共有しました。
教育こそが最大の手段
主催者たちは、「教育こそが、気候変動やその他の環境問題に立ち向かうために、私たちが持つ最も有効な手段である」という強い信念を持っており、この研修を通じて、幼児教育の現場に関わる教職員へ、持続可能なライフスタイルの理念や実践方法を伝えることを目指しました。
今回の研修は大変成功し、主催者たちは「すべての教育段階で、サステナビリティを教えるための支援と学びの機会が必要である」と強調しています。
原文 https://www.dfs.is/2021/04/15/sjalfbaerni-i-leikskolastarfi/ (アイスランド語)