当団体の講座の様子がSunnleska新聞に掲載されました

ローカル新聞「Sunnleska」に当団体の濱津マルガリタが紹介されました。

以下は要約です。

先日グリムスネスのアルヴィズルで「幼児教育における持続可能性」をテーマとした幼稚園教員および幼稚園スタッフ向けの研修が行われました。

この研修は、「Adventures For Students Iceland」が主催し、マルガリタ・ハマツさんとパーマカルチャー講師のヒルディ・ダグビョルト・アルナルドッティルさんとの協力で開催されました。

「私たちは長い間持続可能性に関心を持っており、例えばアイスランド国内にあるエコビレッジ・ソルヘイマルの持続可能なコミュニティで約5年間活動した経験があります。また、マルガリタは国際的な『グローバル・エコビレッジ・ネットワーク』主催の会議にも参加しています」と、マルガリタさんの夫でもあり共に活動しているヨナス・ハットルグリムルさんはsunnlenska.isのインタビューで語っています。

研修は3月24日から26日の2日半にわたり開催され、参加者は10名で、初回の開催としては良い人数でした。参加者の熱心な姿勢に励まされ、知識を共有できたことを喜んでいます。

研修は講義とディスカッション、実践的な活動を組み合わせた形式で行われました。参加者は自分たちで栽培箱を作り、土を入れ、野菜の種をまきました。

幼稚園は教育の最初の段階であり、幼児期からの持続可能性教育は非常に重要です。教師はこれまで持続可能性について十分な教育を受けていないため、教師への教育が必要だと考えています。教師が学んだことを子どもたちに伝え、さらに子どもたちが家族にも持続可能性の知識を広げることで、地域全体の理解と参加が促進されるのです。持続可能性は個人の努力だけでなく、社会全体の積極的な関わりがあって初めて成果が得られます。

アイスランドでは、持続可能性についての意識はあるものの、表面的な理解にとどまることが多いと感じています。議論が浅くなりがちな点にいらだちもありますが、徐々に本質的な取り組みへと変わっていくことを期待しています。

公的機関や企業、一般の人々がもっと広い視野で持続可能性を理解し、教育や啓発の重要性を認識することが必要です。例えば「グリーンウォッシング」(実態以上に環境配慮を強調するマーケティング手法)も問題視しています。アイスランドの独特な環境を活かして、より良い未来を築いていきたいとヨナスさんは語っています。

現在、マルガリタ・ハマツさんはいくつかのプロジェクトを準備中で、その一つは「モウズルマウル」というバイリンガル支援団体と連携した外国出身の若者のエンパワーメント(自己肯定と社会参加の促進)に関するものです。このプロジェクトは最近、移民支援開発基金から100万クローナの助成金を受けて実施予定です。

ヨナスさんは最後に、「教育は気候変動、環境問題、社会問題など大きな課題に取り組むための最も強力な手段です。私たちの会社の目的は、アイスランド人も外国出身者も含めた若い世代を教育し、支援することです」と述べています。

原文 https://www.sunnlenska.is/frettir/sjalfbaerni-er-ekki-einstaklingsverkefni/ (アイスランド語)

Previous
Previous

若者によるエンパワーメント・プロジェクト計画

Next
Next

移民支援開発基金から助成金が決定